瀧下和之「富嶽風神図・富嶽雷神図」
瀧下和之の浮世絵木版「富嶽風神図・富嶽雷神図」をご紹介いたします。
ユーモアのある鬼たちを描く瀧下氏。本作は風神・雷神を描いた原画のない木版画限定絵柄の作品です。
瀧下和之氏、木版画一覧はこちら>>
2016年に発売され、瞬く間に完売となった浮世絵木版による風神雷神が、新しいデザインで再登場いたしました!
完売となった際、たくさんのお客様からのご要望を頂き、その声に応える形で再登場となりました。お客様の期待にお応えするべく、より一層こだわり抜いた仕上がりになっています。
風神・雷神と対になる本作は、並べて飾っても、それぞれバラバラに飾っても成り立つ飾りやすいお作品となっております。
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風神・雷神
風神は風を、雷神は雷を操る神様です。古代インドでは、生命に福徳をもたらす神様として崇められていていました。
風神は風を操り背中に背負った風袋から大風を送り下界へと吹かせ、雷神は8つの太鼓を持ちバチで叩いて雷鳴を轟かせます。
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point1 風神・雷神の向き
本来、日本美術は右から左に展開してゆくため、
風神・雷神は、右に風神、左にを描きます。
著名な俵屋宗達による《風神雷神図屏風》や浅草の雷門でも、右が風神・左が雷神となっております。
一般的には…… 雷神 ←風神
しかし本作は古典的な浮世絵ではなく、現代に即した浮世絵として生み出されたため、左右が定められていません。
お部屋のバランスなどに合わせて、飾ることのできるデザインです。
point2 富士山
富士山──「富士」は「不死」「無事」に通じることから健康長寿・無病息災・家内安全などを願う縁起物とされています。
最古の記録である奈良時代の常陸国風土記には「福慈」と書かれていました。
また「不二」──「二つとない」と書かれることもあり、本作はそんな富士が2つも描かれている、縁起を担ぎたくなってしまうようなお作品です!
威厳のあるモチーフを力強く描いた本作。
渋いけれど激しすぎない色遣い。
手漉き和紙と木縁の額の質感が、作品の余白を彩ります。
お作品は額装を含めてお届けいたします。
画題: |
「富嶽風神図」「富嶽雷神図」 |
制作年: |
2023年 |
版種: |
木版画 |
限定: |
88部 |
画寸: |
各図36.0×15.0cm |
紙寸: |
各図1.0×22.0cm |
版数: |
(富嶽風神図)34版47度摺
(富嶽雷神図)32版46度摺 |
紙種: |
越前生漉奉書 |
サイン: |
直筆鉛筆サイン・印 |
絵師: |
瀧下和之 |
彫師: |
関岡祐介 |
摺師: |
山本駿 |
浮世絵スタジオこだわりの浮世絵木版画
和紙職人が漉く和紙に顔料をきめ込むことで生まれる鮮やかな色彩。
現在市場で流通している和紙のほとんどが漂白剤を用いて和紙を白くしています。
本作で使用した越前生漉奉書は、
昔ながらの製作方法に基づき漂白剤を使用することなく
可能な限り手わざにて白くしていますので、和紙の表面上にチリなどが残ります。
漂白剤を使用すると和紙が痛み劣化しますが、本和紙は1000年持つとも云われています。
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瀧下和之「富嶽風神図・富嶽雷神図」 限定:88部,画寸:36.0×15.0cm,紙寸:41.0×22.0cm,制作年:2023年 ※富嶽風神図・富嶽雷神図はセット販売となります。 http://www.ukiyoestudio.com/shopdetail/000000000124
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瀧下和之 TAKISHITA KAZUTYKI
主な経歴
1975年 |
熊本県中央町に生まれる(現:美里町) |
1999年 |
東京藝術大学美術学部デザイン科卒業 |
2001年 |
東京藝術大学大学院(描画装飾デザイン専攻、中島千波研究室)修了 |
2004年 |
地元の中央町が、隣接する砥用町と合併し「美里町」となる。自身のデザインした町章が採用される |
2005年 |
この年から画業に専念 |
2006年 |
TOKYO FM「STYLE CAFE」にゲスト出演 |
2007年 |
NHK BSハイビジョン「俵屋宗達 永遠の風神雷神図」に出演 |
2009年 |
「桃太郎図(求龍堂刊)」画集刊行 |
2011年 |
「JAPON:ISM(求龍堂刊)」画集刊行 |
2015年 |
「The Momotaro 2(求龍堂刊」画集刊行) |
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アートフェア |
2007年 |
東美アートフェア 瀧下和之展(東京美術倶楽部)
アジアン・アート・フェア(ニューヨーク)
TCAF2007(東京美術倶楽部)
Scope Miami 2007(Roberto Clemente Park, MIAMI) |
2008年 |
アートフェア東京 個展-快い邂逅-(東京国際フォーラム) |
2009年 |
YOUNG ART TAIPEI(台北)
TCAF2009(東京美術倶楽部)
東美アートフェア「瀧下和之作品集 桃太郎図(求龍堂刊)」刊行記念展(東京美術倶楽部)
アートフェア東京「瀧下和之作品集 桃太郎図(求龍堂刊)」刊行記念展(東京国際フォーラム) |
2010年 |
アートフェア東京 -妖-(LOWER AKIHABARA.ブース, 東京国際フォーラム) |
2012年 |
東美アートフェア 個展(東京美術倶楽部) |
2013年 |
アート台北 グループ展(台湾) |
2015年 |
アートフェア東京 画集刊行記念個展vol.2(東京国際フォーラム)
アートフェア(マレーシア)
東美アートフェア 個展(東京美術倶楽部) |
2019年 |
PULSE ART FAIR(by Gallery Art Composition, マイアミ) |
主な展覧会 |
2001年 |
レスポワール展(銀座スルガ台画廊, 東京) |
2002年 |
GEISAI-2.プロブース出展(東京ビッグサイト) |
2003年 |
瀧下和之「animal:ism」&「GRAPP」(新生堂, 東京)
瀧下和之「桃太郎図」展(熊本市現代美術館) |
2004年 |
瀧下和之「桃太郎図」展 vol.2(新生堂+Alex's wardrobe) |
2005年 |
瀧下和之「桃太郎図ノ弐百弐・鬼ヶ島でXXX。」展(ギャラリー和田, 東京) |
2006年 |
フィールド オブ ナウ(洋協アートホール, 東京)
作家の卵展(おぶせミュージアム, 長野)
京橋界隈「彩旬会-京-」(四季彩舎, 東京) |
2007年 |
GRAPP展(新生堂, 東京) by GRAPP
ShinPA!(おぶせミュージアム, 長野)
瀧下和之展~過去から現在~(GALLERY SHOREWOOD, 東京)
彩旬会-和-[京橋界隈](四季彩舎, 東京)
The屏風展(ギャラリー和田, 東京)
掻ノベクトル +上野浩平[陶芸](四季彩舎, 東京) |
2008年 |
ShinPA!!(おぶせミュージアム, 長野)
ma:NEW TRADITIONS IN NIHONGA(DILLONGALLERY, NewYork)
ピクニックあるいは回遊 展(熊本市現代美術館)
彩樹会(彩鳳堂, 東京)
京橋界隈「彩旬会-宴-」(四季彩舎, 東京)
「猫」展(ギャラリー小暮, 東京)
+大森暁生・平林貴弘3人展(ギャラリー小暮, 東京) |
2009年 |
「瀧下和之作品集 桃太郎図(求龍堂刊)」刊行記念展(ギャラリー和田, 東京)
オープン記念展(LOWER AKIHABARA., 東京)
彩樹会(彩鳳堂, 東京)
日本橋会(オンワードギャラリー, 東京)
瀧下和之展 -最新作と初の版画発表-(Bunkamura Gallery, 東京)
プティ・タブロー展(オンワードギャラリー, 東京)
瀧下和之展 -線-(LOWER AKIHABARA., 東京)
メリー・ゴー・ラウンド―煌めきと黄昏(熊本市現代美術館) |
2010年 |
彩樹会(彩鳳堂, 東京)
日本橋会(オンワードギャラリー, 東京)
個展[版画作品のみ](GALLERY SHOREWOOD, 東京)
彩旬会-華-(四季彩舎, 東京)
二人展(四季彩舎, 東京) |
2011年 |
新春のクインテット展(オンワードギャラリー, 東京)
M賞展(ギャラリー和田, 東京)
CIRCLE(いつき美術, 東京)
彩樹会(彩鳳堂, 東京)
一期一会(新生堂, 東京) |
2012年 |
日本橋会展(オンワードギャラリー, 東京)
彩樹会(彩鳳堂, 東京)
0号展(いつき美術, 東京)
うちわ展(ギャラリー和田, 東京)
個展(ギャラリー和田, 東京) |
2013年 |
CIRCLE(いつき美術, 東京)
0号展(いつき美術, 東京)
グループ展(Aki Gallery, 台湾)
カレンダー原画展(いつき美術, 東京) |
2014年 |
CIRCLE展(いつき美術, 東京)
グループ展(香港)
風待ちの会(ギャラリー和田, 東京)
うちわ展(ギャラリー和田, 東京)
惜華抄(オンワードギャラリー, 東京)
個展 十二神将(Gallery Art Composition, 東京) |
2015年 |
奏の会(長江洞, 岐阜)
CIRCLE展(いつき美術, 東京)
画集刊行記念個展vol.1(新生堂, 東京)
exhibition A(新生堂, 東京)
M賞展(ギャラリー和田, 東京)
風待の会(ギャラリー和田, 東京)
画集刊行記念個展vol.9(ギャラリー和田, 東京)
カレンダー原画展(いつき美術, 東京) |
2016年 |
Ukiyo-e Revolution(Gallery Art Composition, 東京) |
2017年 |
誉のくまもと(熊本市現代美術館)
瀧下和之展(ギャラリー和田, 東京) |
2018年 |
え!からはじまる、ストーリー。(メナード美術館)
瀧下和之展(六本木ヒルズ A/D Gallery, 東京) |
2019年 |
瀧下和之展(Gallery Art Composition, 東京) |
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